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【痩身】間違ったダイエットしてませんか?

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【痩身】間違ったダイエットしてませんか?

【痩身】間違ったダイエットしてませんか?

2022/10/12

《あなたのダイエット大丈夫ですか?》

産後、体重や体型が戻らなかったものを放置してたけど、時間に少し余裕ができたからダイエットを始めてみたんだけど、あまり効果が見えない。これで良いのか分からない…という悩みを持つ方が増えてます。

もしかしたら、間違った方法や考え方でダイエットをしているのかもしれません。

目の前に出てきた「〇〇だけダイエット」や、「ただただ食べる量を減らす」など体重が減るから。と手を出してはいませんか?

その「ダイエット」は逆にあなたの体を壊していっているかもしれません。

どんなに体重が軽くなっても、服のサイズが落ちても、顔がシュッとしても「痩せる」ことによって体調が悪くなったり、健康を損ねてしまっては元も子もありませんよね。

そうなんです。同じダイエットをするにしても言葉の前に「健康的に」を付け足して考えてください。

 

《筋肉を手放さないで!》

どんなに体重が軽くても、その中身「体脂肪」が多ければ見た目は綺麗に見えません。

さらに健康的な面でも様々な支障をきたしてしまいます。

同じ50キロの体重でも体脂肪率が30%と20%では見た目にも大きく変化がでます。

また、筋肉は体を温め、脂肪は体を冷やす性質があります。

そのため、筋肉が少なく脂肪が多いと「冷え性」の原因になったりと体に不調が出てきます。

そして筋肉は脂肪を燃やしてくれる唯一のものです。これだけ聞いてもどれだけ筋肉が重要な存在かがわかりますよね。

同じだけの頑張りをして体重だけ落としても見た目の体の中の内容が変わっていなければ、「健康的に」痩せているとは言えません。

 

筋肉は増やすのがとても大変で、女性なら「1kg増やすのに1年かかる」と言われています。

いちセラピストとしてお伝えしたいことは、筋肉量が減るようなダイエット(全く食べない、動かないなど)はしないで欲しいということです。

せっかく持っている貴重な筋肉を自ら手放すようなことはしないでください。

そうでなくても何もしないでいると筋肉はどんどん落ちていくものなのですから。

特に女性は40をこえるとホルモンバランスの関係で筋肉が減るスピードが加速します。

若い時には大丈夫だったダイエット方法は今では通じなくなっているという事です。

 

《間違った食事制限》

①食事を抜く

 「痩せるためには食べないのが一番!」と食事を抜く人もいます。

しかし、食事を抜くダイエットはNGです。

食事を抜いて、いわば飢餓状態になると脳が危機感を覚えます。

そのため、次の食事のときにできるだけたくさん食べようとするため、食欲がアップするのです。

また、食事を抜くと体も危機感を覚えるため、エネルギーの消費量を減らし、次に食べたものをできるだけ脂肪として蓄えようとします。

つまり、食事を抜くと、

・食欲が増す

・エネルギーの消費量が減る

・脂肪を蓄えやすくなる

というデメリットがあるのです。

痩せるどころか太りやすい体になるため、食事を抜くのは間違ったダイエット方法といえます。

 

②炭水化物を抜く

炭水化物を抜くと一時的に体重が落ちやすくなります。

効果を実感しやすいため、炭水化物抜きダイエットは自分に合っていると感じる人も少なくないでしょう。

とはいえ、効果が出やすい分、リバウンドもしやすいので注意が必要です。

というのは、米やパン、麺類といった炭水化物には糖質が含まれています。

糖質は脳に必要なエネルギー源なので、糖質が不足すると脳に必要なエネルギーが不足します。

そのため、体は筋肉を分解してエネルギーとして使うようになるため、筋肉量が減り、結果として基礎代謝が落ち太りやすい体になるのです。

ダイエットを成功させたいなら、炭水化物を適度に摂ることは欠かせません。

 

《生活の中にある間違ったダイエット方法》

①運動不足

食事制限だけで痩せようとすると、体重が減ったとしても筋肉量や骨量まで低下します。

そのため、骨がもろくなる、基礎代謝が低下するといったデメリットがあります。

筋肉量が低下すると、ダイエットをやめた後にリバウンドしやすくなることも問題です。

また、リバウンドが起きたときに筋肉量は元に戻らず、脂肪だけが増加します。

ダイエットを成功させるには食事制限だけで痩せようとするのではなく、運動することも大切です。

 

②ダイエット中の睡眠不足

個人差はあるものの、理想の睡眠時間は7時間程度です。

ダイエットをしているのになかなか痩せない場合は、睡眠不足の可能性もあります。

睡眠時、内臓は体内の要らないものをまとめて外に排出しようと働きます。

ところが、睡眠不足になると排泄がスムーズにいかなくなるため、太りやすくなるのです。

また、睡眠時には食欲抑制効果のあるレプチンというホルモンが分泌されます。

当然、睡眠不足になるとレプチンの分泌量も減ります。

また、食欲の増進効果があるグレリンというホルモンの分泌量が増えるため、余計に食欲が増してしまうのです。

つまり、ダイエットを成功させるには、睡眠をしっかりと取ることが欠かせません。

 

③ダイエット中のストレス

 ダイエット中はストレスを溜めないようにしましょう。

ストレスが溜まると、痩せにくくなり、太りやすくなる危険性があるからです。

ストレスを感じると、空腹を感じさせるホルモンが過剰に分泌されます。

イライラして食べ過ぎてしまったり、やけ食いしてしまったりするのはそのせいです。

特に極端な食事制限のダイエットをすると、食べたいものを食べられないことからストレスを感じやすく、それがダイエットの成功を阻む要因となることがあります。

 

④サプリメント頼りになる

ダイエットに良いとされるサプリメントなどに頼り過ぎるのも間違ったダイエット方法です。

「飲むだけで痩せる」といった広告を鵜呑みにしないようにしましょう。

ダイエットに良いとされる薬やサプリメントはあくまでも補助的に活用して、適度な食事制限と運動をすることが大切です。

 

間違ったダイエットをしていると、リバウンドのリスクだけでなく、健康を損なう危険が伴ってきます。

 

《筋肉を維持しながら脂肪を落とすには》

スバリ、正しい(栄養のある)食事と運動です。

同じだけカロリーをとっていても良質なものを摂っていなかったり、偏った栄養素ばかりとっていても体は答えてくれません。

同じ1200キロカロリーを1日で摂取したとしてもお菓子ばかりの1200キロカロリーと、きちんとした食事の1200キロカロリーでは雲泥の差があるのはイメージできると思います。

きちんとした栄養は体を作るもとになったり、活動の源になります。

まずは自分の今までの食事内容を見直していきましょう。

 

《摂って欲しい栄養素》

①筋肉に有効な栄養素:タンパク質

筋肉を作っているのはみなさんもよく耳にする「タンパク質」という栄養素です。

お肉やお魚、大豆製品に多く含まれており、髪の毛や爪などもタンパク質でできているため積極的に摂ってほしい栄養素の1つです。

 

②体に溜まってしまった体脂肪をエネルギーとして使うために:Lカルニチン

1度溜まってしまった脂肪を落とすにはその脂肪を普段のエネルギーとして使っていく必要があります。

脂肪を燃焼し、エネルギーとして使う効果があるとされている「Lカルニチン」これも肉の赤身の部分や乳製品にたくさん含まれています。

 

③ビタミン・ミネラル

どんなに三大栄養素をとっていても、ビタミンとミネラルが不足していては、スムーズに吸収、代謝されません。

野菜・海藻・キノコ類などもしっかり摂ってくださいね。

 

《適度な運動》

筋肉を維持・向上するために必要なのはズバリ筋トレです。

運動が苦手な方はもちろん、好きな方でも敬遠しがちな言葉ですね。

でも、無理な事はしなくて良いので、自分にできる事を選択してください。

継続が一番大切です。

運動習慣は一生涯の生活習慣にするつもりで取り組むと良いと思います。

だからこそ、『今できる事』を常に考えてみてください。

日によっても体調によっても、できることは違いますし、今年と3年後、10年後でもできることは違うかもしれません。

生活リズムが変わればもちろん運動に使える時間も変化していきます。

 

ただし、ウォーキングやランニングなどは体重が重すぎたり、筋力が足りずに行っていると、関節に負担をかけてしまうので、膝のケガなどに繋がる場合があることを忘れないでくださいね。

ちなみにこれらは有酸素運動ですから、筋トレとは違いますよ。続けられる運動で取り組む方が多いので補足しておきます。

リズム運動は心にとっても良い影響を与えるものなので、筋肉の維持・向上を目的とせずに行う分にはとても良いと思います。

 

《リバウンドしやすい期間は?》

気になるリバウンドについても触れておきます。

ダイエット直後に食習慣などのライフスタイルを元に戻してしまうと、すぐにリバウンドします。

では、いつまで体重をキープすればダイエット成功といえるのでしょうか。

一般的には、ダイエット成功後、およそ3〜6ヶ月と言われています。

ダイエットに成功しても、半年くらいは体重維持に気をつけないといけないということですね。

もちろん、日々の食生活、行動が身体をつくっていきますから、また太るような生活習慣に戻り、それを続けていれば、再び太っていきます。

 

ダイエットとは…今までの生活習慣の見直しと改善と考えるのが妥当だと思います。

 

次回は停滞期についてお話していきます。

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