【効果】腎活
2023/02/27
《芦ヶ久保の氷柱》
先週、子供を連れて芦ヶ久保の氷柱(最終日)に行って参りました。
ムーミンバレーパークの時は全然歩いてくれなかったのに、今回は元気に(走るほど)たくさん歩いてくれました!
途中、肩車させられましたけど(笑)。
帰りにみそポテトやおにぎりを食べて、大満足だったようで『楽しかったー』と感想を頂きました!!良かった!!
《腎活》
さて、今日はあまり聞かない“腎活”!
腎臓は体のどこにあり、どんな役割りを果たしているか、ご存知ですか?
腎臓は腰のやや上部の背中側にあり、脊柱を挟んで左右に1つずつ。
握りこぶし位の大きさで、そら豆のような形をしています。
腎臓は”尿を作り出す”だけでなく…
・水分とミネラルの調整
・pHの調整
・血圧の調整
・赤血球の産生を促す
・ビタミンDの活性化
など生命を維持するための多くの役割を担っているのです。
腎機能の低下は自覚症状が現れにくく、さらに1度機能が低下してしまうと元に戻ることがないという特徴を持ちます。
肝臓と同じ様に“沈黙の臓器”と呼ばれています。
その結果、命の危険に関わるとても恐ろしい病気にも繋がるのです。
塩分のとりすぎや、糖尿病、感染症などが原因のなることが多く、現代の日本人に増え続けているとても身近な病気です。
その重要な臓器を知り、機能の維持、活力を高めていくための“腎活”のお話。
《尿を作り出す》
腎臓は全身を巡る大量の血液をろ過して、尿から老廃物を排出しています。
まず腎臓に流れ込んできた血液はフィルター機能により、ろ過されて”原尿”になります。
はじめはタンパク質や赤血球、白血球といった比較的大きなものはろ過されず、それ以外のろ過されたものが原尿です。
成人の場合、1日に約150リットル、ドラム缶1杯分もの原尿が作られています。
そして、この原尿の約99%が体に必要な成分(ブドウ糖やビタミン、ミネラル等)であるため、また再び体に吸収され、血液に戻されていきます。
つまり、尿になるのは1%だけ。
そうやって、いつもいつも小さな腎臓には大量の血液が通って、ろ過をし続けているのです。
《水分とミネラルの調整》
私たちの体の約60%は水分で構成されていて、この水分の20%が失われると死に至ると言われています。
実はこの水分量を調整しているのも腎臓。
水分を過剰に摂取すれば沢山の尿を作り出し、不足すれば尿の生成を抑えます。
この腎臓の機能により数日間であれば水分を全くとらなくても生き続ける事ができるのです。
腎臓はまたミネラルの調整もしています。
ミネラルとはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの成分です。
血液中でこれらの濃度が一定でないと、むくみやめまい、疲れなどに繋がります。
《pHの調整》
pHとは…水素イオン濃度のことで、0(強酸性)から14(強アルカリ性)までの範囲があり、pH7.0が中性です。
私たちの体液は弱アルカリ性でないと細胞が正常に働くことが出来ません。
しかし、食べ物からエネルギーを作り出す時には酸性の物質が生まれてしまいます。
それを腎臓は酸を尿に排出し、アルカリ性であ?重炭酸イオンを血液中に放出して血中のpHを弱アルカリ性に保っているのです。
この働きが機能せず、pHが酸性に傾くと代謝性アシドーシスとなり、血圧低下、不整脈、頭痛、昏睡。
アルカリ性に傾くと代謝性アルカローシスとなり、痙攣、不整脈、しびれ、意識障害、昏睡などの症状が現れ、命の危険にもさらされます。
《血圧の調整》
腎臓は血圧を調整するホルモン生産に関わっています。
血管を収縮させ血圧を上げるホルモン“レニン”を産生する機能があるのです。
さらに、ナトリウムを再吸収させ、血液量の増加を促し、血圧を上げます。
反対に血圧が高い時には“カリクレイン”、“キニン”、“プロスタグランジン”というホルモンを分泌させて血管を拡張させ血圧を下げます。、
《赤血球の産生を促す》
腎臓には骨髄に作用して赤血球の生成を促す“エリスロポエチン”というホルモンを分泌する働きもあります。
血液中の酸素状態を感知することでエリスロポエチンを分泌し必要な赤血球の量を保っています。
腎機能の低下がみられると、エリスロポエチンの減少により貧血などの症状が現れる腎性貧血に陥る場合があります。
《ビタミンDの活性化》
腎臓には、体内のビタミンDを“活性型ビタミンD”に変化させるという働きもあります。
この活性型ビタミンDは、骨の強化や血液中のカルシウム濃度の調整に関わります。
骨の強化にはビタミンDが大切だから“日光浴びよう”とか食事からとりましょうというのは、よく知られていると思います。
しかし、このビタミンDは腎臓の働きにより活性型ビタミンDに変化しないと機能しないのです。
ですから、腎臓の働きが低下してしまうと、骨粗鬆症に繋がりやすくなるということです。
《腎機能が低下する原因》
①高血圧
高血圧が続くと腎臓にあるたくさんの毛細血管が動脈硬化を起こして、腎臓自体に血液が十分に行き渡らなくなり、やがて腎臓そのものが硬く小さくなる“腎硬化症”を発症することがあります。
②血糖値
糖尿病は大きく影響します。
腎臓の毛細血管に糖の多い血液が流れ込むと血流が悪くなり、血液をろ過する働きを邪魔します。
また、老廃物としてろ過する糖の量が多いことも腎臓には負担となるのです。
糖尿病が原因で腎臓病を発症し、人工透析導入となることが1番多いと言われています。
③感染症
腎臓や膀胱に起こる感染症を“尿路感染症”と呼びます。
これは尿が逆流して細菌が尿路に入り込んでしまう感染症です。
膀胱炎を放っておくと細菌は腎臓にまで遡り、“腎盂腎炎”を引き起こすこともあるのです。
《元には戻れない…》
日本人に多いのは“IgA腎症”で、透析に至るケースが非常に多いと言われています。
それと糖尿病によるもの。
しかし、腎臓病は自覚症状が伴いにくいという大きな問題があります。
尿の異常(特に蛋白尿)や、推算糸球体ろ過量(eGFR)で腎機能の低下を判断します。
国民病とも呼ばれるほど増え続けている病気であり、機能が元に戻ることはないため、一刻も早い発見と治療が大切です。
機能低下を防ぐという治療が必要になるのです。
《腎活!減塩!!》
まず腎臓の働きすぎを防ぐために減塩が大事!
厚生労働省により定められている1日の食塩摂取量は男性7.5g、女性6.5g未満とされています。
減塩のポイントは調味料!!
●顆粒だしは塩分量が多いので、昆布や鰹節、干し椎茸などのだしに変える
●にんにく、しょうが、パセリ、しそなどの香味野菜を使う
●わさび、からし、ごま、ピーナッツなどの風味を活かす
●酢、レモン、ゆず、すだちなどの酸味を活かす
●カレー粉、唐辛子、胡椒などの香辛料を活かす
●ゴマ油やオリーブオイルでコクを加える
●汁物を具だくさんにして汁の量を減らす
●成分表示の塩分量を確認する習慣をつける
など…
工夫をして日頃とっている塩分量を意識してみましょう。
《腎活!血糖コントロール!!》
まず糖尿病から腎臓病になるケースが多い事から…血糖コントロールを意識していく事は重要事項になってきます。
血糖値の急激な上昇とインスリンの分泌というのは身体にとって大きな負担でしかありません。
血糖コントロールのポイントは
●食べる順番を野菜(食物繊維)→タンパク質(肉、魚)→糖質(ごはん等)にする
●朝食を食べる習慣をつける
●とにかくよく噛んで食べ、腹八分目にする
●GI値の低い食品をとりいれるようにする
●夕食の時間を早めにする
など…
特に早食いや過食の習慣は血糖値を上げるだけでなく、胃腸に大量の血液が必要になることで腎臓に流れる血液の減少に繋がります。
《腎活!免疫力を高めて感染症を防ぐ!》
とにかく感染症を防ぐといえば、自分の免疫力をたかめておくことしかありません。
日常で意識したいことは…
●腸内環境を整える
●ストレスを溜めない
●呼吸を意識する
●睡眠をよくとる
●よく笑う
腸は免疫細胞の60~70%が集中していますから、腸活は大切ですね。
ストレスが多いと自律神経のバランスも乱れやすく交感神経優位な時間が長くなってしまい免疫力低下へと繋がります。
そのためにも呼吸を意識することが大切。
腹式呼吸を行うなどして副交感神経を優位にしてあげましょう。
《まとめ》
腎臓が担う体内での欠かせない働きをご理解頂けたでしょうか?
結局のところ、腎活もダイエットなどと同じで…食事の気を付け方や腸活などが関わってきている事が見てとれます。
健康と美容はほぼイコールだと言っても過言ではないでしょう。
そして、おいしくご飯を食べられるのは健康な内臓機能があってのことです。
よく長寿の方は内臓が強いと言われています。
ちなみに、私の109歳まで生きた祖母は老衰が始まるまでは大人1人前を食べられる人でした。
普段は腹八分目。
そして、毎日お風呂につかって沢山汗をかいていました(笑)。
あまり風邪をひいたりもしませんでしたし、大きな病気にかかる事なく一生を終えていました。
昔と今では、まるで生活が違います。
物があふれているので、より意識して気を付けなければならない事が増えたのかもしれませんね。
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