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妊活でよもぎ蒸しは有名な話ですが…

妊娠中や産後ケアにもよもぎ蒸しが良いって、ご存知でしたか？

今回はそんなお話。

 

【妊娠中のよもぎ蒸しはなぜ良いの？】

妊娠中でも大丈夫なの？と不安なお声もあるかと思いますので解説。

まず、妊娠中でも問題のない、よもぎ蒸しの素材を使用することが大前提です。

そして、普段より温度設定を低めにしたり、時間を短めにしたり、足蒸しにしたりとお客様に合わせて調整したりして行います。

安定期からの利用になりますが、もちろん、まずはかかりつけのお医者さんに聞いてOKが出てからスタートです。

 

妊活されていた方は「冷え」「ストレス」「胃腸、腎臓虚弱」がある方が多いのですが、妊娠すると「胃腸」「腎臓」の働きが活発になります。

 

なぜかというと食べたものを栄養に変え、赤ちゃんにその栄養を送る必要があり、その大きな役割を担うのが「胃腸」だからです。

 

また、「腎臓」は封臓といわれ、赤ちゃんをお腹の中に保っておく働き、そして生殖能力を司る臓器であるため、赤ちゃんを大きく育てるために必要な臓器です。

 

つまり、「胃腸」「腎臓」はお母さんの身体を守るだけでなく、赤ちゃんのためにも働かなければならないため、妊娠中は普段の2倍のチカラを使っているわけです。

 

身体が冷えていると「胃腸」「腎臓」の働きは低下し、その結果自分の身体を守ることで精いっぱいになってしまい、流産しやすくなったり、いろいろなトラブルにつながりやすくなります。

 

だからこそ、妊娠中のよもぎ蒸しはとても有効なのです。

身体全身をしっかりと温めるよもぎ蒸しを行うことで、ママの内臓を元気にし、赤ちゃんと自分の身体をしっかりと守れるようにしていくことがとても大事なのです。

 

それから、よもぎの薬効成分には"安胎作用"があるといわれています。

お母さんのカラダが温まり、リラックスすることで赤ちゃんに新鮮な血液や酸素が運ばれ、とても心地良く過ごせます。

また、つわりの緩和やストレス解消。

逆子予防、お腹の張りやむくみの改善などが期待できます。

妊婦に冷えは大敵です。

特に「足の冷え」により冷たい血流がそのまま子宮の脇を通過することとなり、下腹部や骨盤が冷えるだけでなく、子宮が硬く張りやすくなります。

自律神経のバランスを整えるためにも末端の循環改善は大事です。

36週までは足蒸しがオススメです。

臨月になったら、会陰や産道を直接温め浄化し、赤ちゃんの通りやすい産道作りとなるでしょう。

また、お腹の妊娠線の予防効果も期待できます。

 

妊娠中のお客様は、安定期に入ってから、体調が良い日に足蒸し！

36週に入ったら全身のよもぎ蒸し。

臨月に入ってからの妊婦さんには特にオススメです！

子宮の入り口が柔らかくなり、子宮口がスムーズに開き安産が期待できます。

臨月までよもぎ蒸しを行い、タンパク質、塩分をしっかりと摂取できた方の赤ちゃんはとても元気な赤ちゃんが多いそうですよ。

妊娠はゴールではありません。

元気な赤ちゃんを笑顔で育児できることがゴール。

赤ちゃんのためにもしっかりと体調を調えていきましょうね！

 

【産後ケアによもぎ蒸し】

実はよもぎ蒸しはもともと”産後の肥立ちに”と言われ、産後のケアとして古くから行われてきたものです。

本場韓国では、出産後に身を寄せる『産後処理施設』と呼ばれる滞在型ホテルのような所には、必ずよもぎ蒸しが置いてあるそうです。

10ヶ月前後の長い期間、妊娠という大仕事を終えた子宮に対し、やはりしっかりと血流を上げてあげ、回復させてあげることはとても大事なこと。

大きく膨らんでいた子宮がもとの大きさに戻る子宮復古やその収縮時に起きる後陣痛、傷ついた産道や子宮からの出血を含む分泌物である悪露(おろ)などを経て回復していきます。

 

どれだけ安産であったとしても出産でたくさんのエネルギーを使うことで、女性の体へのダメージはあります。

妊娠する前の状態になるまでには、時間を要するのです。

完全に戻るためには、産後からおおよそ6～8週間かかると言われています。

 

よもぎ蒸しには、産後1ヶ月検診で問題なく、お医者様から入浴許可が出て、悪露が完全に落ち着いてから受けて頂けます。

 

よもぎ蒸しに入ることで、出産により伸びてしまった子宮や膣を収縮させ、卵巣の機能を元に戻す助けになります。

 

下腹部の血液循環を良くすることで、老廃物や脂肪質を体外に排出することを促します。

 

またよもぎに含まれる香り成分の「βカリオフィレン」はマタニティーブルーなどを癒す効果もあり、よもぎ成分「シネオール」にもイライラした精神状態を落ち着かせる効果が期待できます。

 

緊張していた心と体をリラックス状態に導いていきます。

 

そしてよもぎ蒸しといえば、血流が良くなるので、母乳(血液から出来ています)出の促進にも繋がります。

さらに、血液浄化作用もあるので、良い母乳が作られます。

 

赤ちゃんが昼夜逆転してしまったりと生活のリズムも定まらず、産後すぐからお世話で大変と思いますが、お母さんが元気でないと赤ちゃんも困ります。

 

産後ケアにも、ぜひ黄土よもぎ蒸し…されてみて下さいね。