【効果】デリケートゾーンのケア
2023/05/16
先日毎年開催されているビューティーワールドジャパン東京に行って参りました。
さまざまな商品、商材、機械などが集まる美と健康の祭典です。
一般のかたは入れないのですが…
また酵素やプロテイン、さまざまなものを試飲してみたり、お話を聞いてみたり。
とても勉強になりました。
《デリケートゾーンのケア》
本当は脱毛器を見てたのですが、スタッフさんとお話していて出てきたデリケートゾーンのお話。
よもぎ蒸しでもよくお話しますが、膣は粘膜です。
露出している肌などより、吸収率がとても高いのはご存知でしょうか?
なんと皮膚の42倍です!
そこに何の理由もなくpHの違う石鹸で洗ってしまったり、環境を悪くしているというのは…
実は身体にとっても良くないことなのです。
他の国ではデリケートゾーンのケアは当たり前。
日本はこの面ではとっても遅れているのです。
なんとなく言いづらかったり、病気ではないなら大丈夫かな?と放置したりしまいがち。
家庭での教育や学校の授業でも取り扱われるほど、デリケートゾーンケアが浸透しているアメリカや韓国など世界の国々に比べ、日本ではデリケートゾーンの話題はタブーになりがちですよね。
自己流のケアで済ませてしまっている方も多いのではないでしょうか。
デリケートゾーンは名前の通り、身体の中でもとってもデリケートな部分であり、間違ったケアをしていると、余計にトラブルを引き起こしてしまう事もあります。
正しいケアを学び、清潔な環境を保つことでトラブルを防ぎましょう。
《経皮吸収率は42倍》
デリケートゾーンは粘膜でできており、とても繊細でトラブルの起きやすい部分です。
先ほどお話した通り、外陰部や膣などデリケートゾーンの粘膜は、皮膚からの吸収率である経皮吸収率が腕の皮膚の42倍ともいわれています。
デリケートゾーンを洗うときにボディソープを使っている方もいると思いますが、一般的な量販店で販売されているボディソープには界面活性剤や防腐剤、香料など経皮毒性のある化学物質が含まれていることも少なくありません。
皮膚から吸収された化学物質は、食事などで口から入った物質とは違い肝臓の代謝を受けにくいため、ほとんどがそのまま体内に蓄積されてしまうと言われています。
そのためデリケートゾーンは他の皮膚とは違うものと考えて、特に注意してケア方法や商品を選ぶ必要があるのです。
《デリケートゾーンのpH値》
デリケートゾーンは、自浄作用を保つため、身体や顔のpH値よりも酸性寄りなのが健康な状態です。
市販のボディソープはアルカリ性のものが多く、酸性に保たれているデリケートゾーンのpH値を崩してしまうことがあります。
またストレスなどで女性ホルモンが減ると膣内のpH値を保っている善玉菌が減ってしまい、膣内環境がアルカリ性に傾くことでデリケートゾーンのトラブルを招くこともあります。
これらを防ぐためにも適切なケアを行なっていく必要があります。
《乾燥を防ぎトラブルを防止しよう》
年齢を重ねるにつれ、膣内が乾きやすくなってきます。
若い女性でも、長期間の授乳などで生理が止まっている女性など、女性ホルモンの分泌が減ると膣内が乾き、萎縮性膣炎などの病気にかかることがあります。
デリケートゾーンケアを取り入れることで病気のリスクを下げられる可能性があります。
《基本のケア=専用ソープ》
デリケートゾーンは皮膚が薄く、ひだがあり皮脂などの汚れが残りやすいため、お湯で洗うだけのケアでは雑菌が繁殖してしまいます。
自浄作用を維持するためpH値を保つこと、また経皮吸収率の高さを考えて、専用のソープを使って洗うようにしましょう。
一般的なボディソープはpH値がアルカリ性寄りで、やや酸性寄りのデリケートゾーンには洗浄力が強すぎます。
pH値はやや酸性よりのpH5.0〜7.5位のものを選びましょう。
また界面活性剤や防腐剤、着色料や香料などを含まない無添加の商品を選ぶと安心です。
たっぷりの泡で、ごしごし擦らずに優しく洗いましょう。
膣内を洗うと善玉菌まで洗い流してしまうため、ソープを使って洗うのはアンダーヘア、尿道口周り、小陰核と大陰核の外陰部だけで十分です。
《においの予防=専用ソープ、ムース、ウェットシートなど》
においの予防には、専用ソープでの基本的なケアの他に、出先で使えるふきとり用のムースやウェットシートのような商品があります。
デリケートゾーンを清潔に保つことでにおいの予防になりますが、汗の酸っぱいにおいではなく、魚が腐ったような生臭いにおいがする時は、細菌性膣炎やトリコモナス膣炎に罹っていることもあります。
少しでも気になる時には早めに婦人科を受診しましょう。
《黒ずみ=ローション、クリーム、下着の見直し》
デリケートゾーンの黒ずみは、女性ホルモンが豊富であることの表れであるので気にしすぎることはありませんが、下着の擦れによる継続的な刺激も原因の一つとされています。
ローションやクリームで保湿をしておくことで擦れによる刺激を和らげることが期待できます。
また、下着の跡がつくようなきつい下着をつけていると肌への刺激が強くなってしまうため、定期的にサイズを見直しましょう。
《病気やトラブルの予防=セラムなど》
健康な膣内は、ラクトバチルス菌(乳酸桿菌)などの善玉菌によって自浄作用がなされています。
ストレスや更年期などで女性ホルモンが減ると、女性ホルモンが作り出すグリコーゲンを餌としているラクトバチルス菌も減ってしまい、膣内の環境が乱れ悪玉菌が増えてしまいます。
悪玉菌が多い膣内環境では雑菌やウイルスが繁殖しやすくなり、病気に罹りやすくなってしまいます。
韓国などの美容大国では、自浄作用をサポートするため、また高い経皮吸収率を美容に活かすために、ラクトバチルス菌や美容成分の配合されたセラムなどを直接膣内に入れるタイプの商品が浸透してきています。
《まとめ》
自己流ではなく専用のソープやローションなどケア用品を選ぶ事が大切という事ですね。
ある意味、お食事で身体が作られるのと同じようなものです。
吸収率が良いということは体内の血液に吸収された成分が沢山流れ込み、全身を巡っていくという事です。
添加物をとらないように食事を気をつけても、化学物質をもろに体内に取り込んでいては、身も蓋もありません。
全然考えてなかった方は是非
デリケートゾーンのケアも少し視野にいれて考えてみてくださいね。
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