【痩身】むくみと冷え、ダイエット

《むくみとは…》

人の身体は60％の水でできていて、心臓や筋肉のポンプ作用で体内の水分や栄養が循環して普段の健康な状態を保っています。

 

むくみは、なにかしらの原因で体内の水分や栄養を循環させる心臓や筋肉のポンプ作用に弊害が起きている状態です。ポンプ作用が落ちることで水の循環が悪くなり、老廃物が足や顔に溜まることでむくみになります。

 

特に脚や顔はむくみやすいです。デスクワークや長時間同じ姿勢が続くと、血液の循環が悪くなりやすくむくみに繋がります。

 

《むくみのセルフチェック》

①アキレス腱のチェック

皆さんには「足首」がありますか？鏡をまっすぐに立って確認してみてください。

この時アキレス腱がスッと出ていない方は「むくみ」の可能性が大いにあります。

 

②太ももとお尻の体温をチェック

太ももやお尻に手を当ててみましょう。温かいですか？それとも冷たいですか？

この時、冷たいと感じた方は「むくみ」から来る、下半身太りが慢性化しているかもしれません。

 

《むくみの原因》

むくみの原因は「代謝不全」だと言われています。

代謝が悪くなると、血液中の余分な水分や老廃物などを排出するリンパ液の流れが滞るとともに、血液そのものの循環も悪くなります。特に足は水分や血液が停滞しやすいです。冷房や冷たい飲み物によって内臓を冷やしていることが、夏のむくみの主な原因です。

くるぶしやアキレス腱周りは毒素や老廃物が溜まりやすく、下半身の巡りが悪い人ほどここが詰まりやすいと考えられています。また、脂肪や余分な水分は暖まりにくく冷えやすいため、下半身太りには「冷え」がつきものです。

 

下半身の巡りが悪くなり冷えが生じるのは、骨盤の歪みや筋力不足、食生活の乱れが原因の可能性があります。その結果余分な水分(老廃物)が溜まり、むくみに繋がるのです。

 

最近では新型コロナウイルスの影響で運動量が大幅に低下し、筋力が低下している方が増えています。筋肉は血液やリンパ液の流れを促すポンプのような役割をするので、筋力が低下すると老廃物を流すための基礎代謝力も落ちます。

 

さらに冷えた部分を温めようと脂肪がつくことで、下半身にお肉がつきやすくなり、ダイエットしてもなかなか痩せにくい体質になってしまいます。

 

この状態が「水太り」です。

 

また、女性は「子宮」を守るために、下半身に皮下脂肪がつきやすいと言われていますので、特に女性は体がむくみやすいという事です。

 

《対策》

①運動

ずばり筋トレ！

人間の代謝を司っているのは筋肉と言っても過言ではありません。筋肉量が増えれば、代謝量も増えていきます。そのためまずは筋トレを行うことが最優先です。

 

②食事

・塩分の過剰摂取に気を付ける

塩分のとり過ぎにより血中の塩分濃度が高くなると、薄めようとして体は自然と水分を貯め込みます。

この水分は重力で下半身にたまりやすいため、むくみにつながるのです。

 

・カリウムを摂る

カリウムはむくみの元凶となる体内の塩分を排出し、水分量を適度に保ってくれます。

きゅうり、トマト、ピーマン、スイカ、アボカド、ひじき、海苔、昆布、ほうれん草、バナナ

などに豊富に含まれています。

 

・食物繊維を摂る

善玉菌を増やして代謝を上げます。水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく取りましょう。(海藻類・キノコ類・ゴボウなど)

 

・身体をあたためるものを摂る

生姜、ニンニク、唐辛子、シナモンなど、体を温める食材や香辛料を使うと良いでしょう。

 

※ダイエットなどで食事量を減らすのも代謝低下を招きます！

ミネラルやビタミン、タンパク質などの栄養をバランスよく摂取していきましょう。

 

③水を飲む

体内の水分が不足すると、循環が悪くなり代謝が落ちます。身体を守ろうと水を溜め込もうとするのです。

むくむと水分の摂取量を減らしたくなりますが、逆です。

・1日に飲む水分の適量は1.5L～2L

冷たすぎる水は内臓を冷やすのでNG！

吸収率は5~15℃くらいの水が最も効率的だと言われています。

一気飲みではなく、ちょびちょび飲みで補給して下さいね。

 

④骨盤を整える

実は下半身の巡りを改善するには骨盤の歪みを整えて筋力をつけることが大切です。

骨盤の歪みを整えると…むくみだけではなく、ダイエットや筋力アップ、姿勢改善腰痛や肩こりなどの痛みの改善にも繋がります。

 

サロンでは骨盤を整え、筋力アップ！身体のあたためをサポートできます。