【効果】美と健康をつくるデトックスの世界①
2022/10/31
よく聞く、よく使っている言葉ですが、そもそもデトックスとはどうゆう事かご存知でしたでしょうか?
今日はデトックスについて、深くお話したいと思います。
《デトックスとは…》
私たちは食べ物を食べてエネルギーを生み出し、代謝の過程でつくられた不要なものを老廃物として体外へ排出しています。
また、体内に入ってきた有害物質が蓄積しないように排出しています。
このように身体にとって不要なものや体外へ排出することをデトックスといいます。
デトックスをすることで、体内をキレイにして、次に入ってくるものを吸収し、巡りやすくする環境を整えています。
どんなに、身体にいい食べ物を摂取したとしても、体内にごみが溜まっていると吸収や巡りをスムーズに行うことができません。
また、老廃物や体内に入ってきた有害物質が排出されずに蓄積していくと身体が汚れていきます。
そのため、美と健康を守るためには体内をキレイにするデトックスを滞りなく行うことが重要となります。
《老廃物と有害物質》
私たちがデトックスしているものは大きく分けると、老廃物と有害物質の2つです。
●エネルギー代謝やたんぱく質の代謝の過程でつくられる老廃物(体内でつくられるもの)
…クレアチニン、尿酸、アンモニアなと
●体内に入ってくる有害物質(体外から入ってくるもの)
…アルコール、アクリルアミド、タバコなど
になります。
《エネルギー代謝で発生する老廃物》
●エネルギー発生のメカニズム
まずは私たちの身体が、どのようにしてエネルギーをつくっているか…を見ていきましょう。
私たちが生命維持活動で使用するエネルギーを生み出しているのはATP(アデノシン三リン酸)です。
ATPは細胞内で三大栄養素を代謝してつくられるもので、核酸と糖、3つのリンが結合した構造をしています。
リン酸の3つのうち1つが外れるとADP(アデノシン二リン酸)になります。この時にエネルギーが発生して、そのエネルギーを利用して生命活動を行っているのです。
そしてまた、ADPからATPになる時にもエネルギーを生み出す事ができるのです。
では、次からがそのエネルギー代謝によって発生する老廃物についてです。
●筋肉を動かす時につくられるクレアチニン
筋肉は収縮のたびにエネルギーである、ATPを消費します。
蓄えられているATP には限りがあるので、不足すると使われる“ATPを生み出す代謝経路”が複数存在しており、クレアチニンはその経路の1つでつくられる代謝産物なのです。
その過程は…まずクレアチンというアミノ酸を材料に肝臓でつくられる物質が筋肉に移動してリン酸と結合しクレアチンリン酸に変化→そのリン酸をADPに渡してあげてATPをつくる→クレアチンは永遠には働けないので働けなくなると分解されてクレアチニンになります。
そして、クレアチニンは老廃物であるため血液中に入り、腎臓→尿へと排出されます。
ちなみに健康であればクレアチニンはほぼ100%尿に排出されます。
腎臓の機能が低下すると血中のクレアチニン値が高くなるので、腎機能の指標となっています。実際は尿中のたんぱく質など他の検査数値と併せて腎機能を判断しています。
●エネルギーの代謝でつくられる尿酸
尿酸と聞くと白子や数の子などプリン体が多く含まれる魚卵などの食品を食べるとつくられるイメージが強いかもしれません。
しかし、実はエネルギーを作り出すATPが分解された時にも尿酸はつくられます。
そのため、体内の尿酸のうち7~8割は体内でつくられる尿酸で、食事由来の尿酸は2~3割と言われています。
エネルギーの消費が大きいとATPの合成が追い付かず、ADPが体内に増えます。
そのADPを構成している核酸の一部が不要なものとして分解されプリン体→尿酸へとなっていくのです。
この尿酸は一部は尿へと排出されますが、約90%は腎臓で再吸収され血中に戻ります。
再吸収率が高いため、強度の高い運動をした時やプリン体が多い食品を摂取した時は血中の尿酸の量は多くなります。
尿酸は水に溶けにくい性質がある為、増えすぎると体内の組織に溜まっていきます。
この体内の組織に溜まり始める数値が“高尿酸血症”の基準値です。過剰に溜まれば白い結晶(尿酸ナトリウム)になり、痛風発作や痛風腎、尿管結石などを引き起こします。
《タンパク質の代謝でつくられる老廃物》
●タンパク質はアンモニアを発生させる
三大栄養素のうち、糖質と脂質には『炭素(C)』、『水素(H)』、『酸素(O)』の3つの元素で構成されているので、分解・代謝されると最終的に『二酸化炭素』と『水』になります。
しかし、タンパク質には炭素、水素、酸素の他に『窒素(N)』が含まれています。
この窒素を分解する過程で発生するのがアンモニアなのです。
アンモニアは最終的には肝臓で無害な尿素という形に変えられ排出されます。
しかし、肝機能障害があると上手に解毒できず、血中にアンモニア濃度が高くなり、脳内に入ってしまうと肝性脳症と呼ばれる疾患を発症します。
また、アンモニアは美にも悪影響を及ぼします。
便秘などにより腸内で悪玉菌が増えると悪玉菌は、腸内のタンパク質などを腐敗させ、アンモニアをはじめアミン、フェノール、インドールといった有害物質を作り出します。
有害物質は腸から血液中に吸収され、全身を巡り、一部は汗となり肌の表面へ辿り着きます。
そして、汗の中に含まれる有害物質が刺激となり、肌荒れが生じると考えられています。
さらには、疲労臭などにも繋がるとのこと…
肌や体臭への影響も出てくるため、腸内環境を良くして、肝機能を高めておく事が大切です。
《体外から侵入する有害物質》
●アルコール
世界保健機構(WHO)の一機関である国際がん研究機関(IARC)がグループ分けした“人に対して発ガン性がある”に位置しているのがアルコールです。
●アクリルアミド
近年の研究により糖とタンパク質が結合し加熱されることで生じて出来る“こげ”が発ガン性物質を生む可能性があることが指摘されています。
アクリルアミドはその1つで“人に対しておそらく発がん性がある”に位置します。
ポテトチップスやフライドポテト、ビスケットやクッキー、コーヒー豆、ほうじ茶葉、煎り麦などに多く含まれる事が報告されています。
●タバコ
煙草には三大有害物質であるニコチン、タール、一酸化炭素の他にも70種類以上の発がん性物質が含まれています。
《その他の有害物質》
●浮遊粒子状物質(SPM)
おもにディーゼル自動車や工場から排出されており、気道や肺胞に沈着して呼吸器疾患の原因となります。
《デトックスで活躍する臓器》
●解毒で活躍する肝臓
アンモニアを無害化したり、アルコールの代謝、有害物質や薬を解毒する薬物代謝などデトックスに活躍しています。
それだけでなく、栄養素の貯蔵や胆汁の生成など幅広い働きを担っている重要な臓器です。
“沈黙の臓器”と呼ばれるほど、異常があっても症状に現れにくい臓器だからこそ、普段から肝臓を労ってあげてくださいね。
●血液のデトックスは腎臓
尿をつくり体外へ排出するだけてなく…
体内の水分量、電解質、pHの調整なども行っています。
血液のデトックスが滞るとホメオスタシスの維持が難しくなるため、場合によっては食塩量やミネラル、水分量などの食事制限が必要になってしまいます。
美と健康を維持するためには肝臓と同様、腎臓にも負担をかけない生活習慣を送ることが必要不可欠なのです。
ひとまず、デトックスとは何か…
どの臓器が活躍しているのかをお話しましたので、次回はデトックスを促す生活習慣についてお話していきたいと思います。
当サロンでも、黄土よもぎ蒸しや腸活の為のおすすめ商品など…デトックスは大切な事なので、取り入れています。
美と健康に欠かせないデトックス、ご興味があれば一度いらっしゃって下さいね。
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