【効果】ブルーライトによるお肌への影響
2023/03/09
今回はブルーライトが与えるお肌への影響についてお話していきますね。
《ブルーライトとは…》
多くの方はブルーライトと聞くと、「ディスプレイから発せられる光のこと」と認識していると思いますが、実はブルーライトはスマホやパソコンなどのディスプレイ以外からも発せられていることをご存じですか?
そもそもブルーライトは可視光線の中に含まれる光のことを指し、紫外線に次ぐ短さの波長の光で、その非常に強いエネルギーの光は目の奥にまで届きます。
そのため、ブルーライトはスマホやパソコン、テレビなどといったLEDを使用したディスプレイ以外にも、太陽光にも含まれる光なんです。
また、近年の研究ではブルーライトを長時間目に入れることによって、
視界がちらつく
目が疲れる
体内リズムが崩れて睡眠障害を引き起こす
などといった悪影響を与えるという報告もされています。
それに加えて、ブルーライトはUV-A(紫外線A波)に似た性質を持っていることも特徴です。
《お肌に与える影響》
ブルーライトがお肌に与える影響は大きく分けて3つあります。
●肌荒れ
●シミ、くすみ
●シワ、たるみ
といった肌トラブルが挙げられます。
それではこれらについてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
《肌荒れ》
肌荒れにはさまざまな原因があるとされていますが、その中でもターンオーバーの乱れは肌荒れに大きく影響することは知っている方も多いのではないでしょうか?
ブルーライトは睡眠障害を引き起こすことが分かっており、睡眠の質が低下することでお肌のターンオーバーも乱れやすくなります。
そのため、ブルーライトを浴びることはお肌の再生力の低下につながり、結果として肌荒れを引き起こす原因となってしまうんです。
《シミ・くすみ》
ヒトの皮膚は4つの層によって構成されていますが、その中の表皮層はブルーライトのエネルギーを吸収する特性を持っています。
そしてブルーライトのエネルギーを吸収すると皮膚内部でメラニン色素が発生し、色素沈着が起こることで日焼けのような状態になってしまうんです。
また、長時間ブルーライトを浴び続けることによって皮膚内部にメラニン色素が過剰に生成・蓄積され、色素がお肌の表面に浮かび上がることによってシミやくすみ、そばかすなどといった肌悩みを引き起こします。
それに加え、ブルーライトには皮膚に染みついたメラニンを排出したり、無色化するはたらきのあるシステインという成分を消費する性質があるため、一度できたシミが薄くなりづらくなってしまうことも特徴です。
《シワ・たるみ》
ブルーライトはUV-Aに似た性質を持っていますから、その光はお肌の奥の真皮層にまで届きます。
その真皮層には、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などといった、お肌のハリや弾力を支える物質を作る線維芽細胞があり、ブルーライトはお肌を酸化させて老化を促進させる「活性酸素」を生成することで線維芽細胞にダメージを与えることが分かっています。
そしてダメージを受けた線維芽細胞はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの生成量が減少し、ターンオーバーが乱れることによってシワやたるみが引き起こされるんです。
《対策》
①ディスプレイの明るさを変える
ブルーライトはディスプレイの明るさに応じて強さも変化するため、スマホやパソコンのディスプレイの明るさを下げることが一番手軽な対策といえるでしょう。
長時間ディスプレイを見続けることは避けて、1時間使用したら15分程度の休憩をすることもおすすめ。
②ブルーライトカットのアイテムを使う
ディスプレイの明るさ変更以外にも、スマホやパソコンのディスプレイにブルーライトカットのフィルムを貼ったり、専用の眼鏡をかけることでも物理的にブルーライトの量を減らすことができます。
「肌荒れ予防に眼鏡って関係あるの?」と感じる方もいるかもしれませんが、ブルーライトによる睡眠障害は、目から入るブルーライトがメラトニンの生成量を低下させることによって引き起こされるため、ターンオーバーの周期を乱さないためには目をブルーライトから守ることが有効といえるんです。
また、前回お話したブルーラトをカットできる日焼け止めなども販売されているので、そういったアイテムを活用することもおすすめです。
③抗酸化作用の高い食品を食べる
ブルーライトはお肌を酸化させて活性酸素を生成することでシワやたるみなどといった肌悩みを引き起こします。
そのため、ビタミンAやビタミンC、ビタミンEなどが多く含まれた抗酸化作用のある食品を摂ることで、さまざまな肌トラブルを改善・予防することが期待できます。
おすすめの食材は以下の通りです。
【ビタミンAが多く含まれる食品】
…ほうれん草、人参、モロヘイヤ、うなぎ など
【ビタミンCが多く含まれる食品】
…アセロラ、レモン、イチゴ、カリフラワー など
【ビタミンEが多く含まれる食品】
…アーモンド、かぼちゃ、大豆、ツナ缶 など
④丁寧なスキンケアをする
ブルーライトを浴びたお肌はターンオーバーが乱れやすく、さまざまな肌トラブルが起こりやすい状態であるため、念入りなスキンケアをすることがブルーライトによる肌トラブルの予防に効果的です。
具体的なケアとしては洗顔・保湿・紫外線対策の3つが重要です。
《まとめ》
太陽の光だけ気をつけていれば良い時代ではありません。
知らないうちにブルーライトにさらされ、お肌の老化をはやめていたのです!
スマホのディスプレイ、眼鏡や化粧品などを使って、ブルーライトからお肌を守ってあげましょう。
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